心臓外科
心臓外科とは、心臓及び周辺の大血管の異常を外科的手術で治療する外科の一分野だ。
先天的なことでは奇形・動脈管開存症・心房中隔欠損症・肺動脈狭窄症・ファロー四徴症などで、後天的なことでは各種心臓弁膜症、虚血性心臓病などと大動脈縮窄症や大動脈瘤・Burger病・静脈瘤などだ。
歴史上では18世紀末から心嚢穿刺が試みされたし、19世紀に至って心臓損傷に対して縫合術が行われた。第2次世界大戦以後に化学療法、麻酔法、心電図などの電子診断法、人工心肺、低体温法などの関連医療技術が発達して人工臓器や人工弁、またペースメーカーなどの補助装置までも開発されて著しい進歩を見せた。
心臓手術には特別な補助法を要しないこともあるが、近来にたくさん行われている心臓を開く手術や心臓に近い大血管の手術には補助法が必要だ。脳で行く血流止まりの悪影響を避けるために人工心肺装置で一時脳血流を維持する方法や、低体温で維持してそれを防止する方法などが広く使われている。多くの心臓奇形や弁膜疾患、冠状動脈の疾患(狭心症など)、腫瘍や外傷などに対してで手術が行われている。