陥没乳頭(陥没乳首)の治療

陥没乳頭(陥没乳首)とは、乳房の内側に埋没した乳首の事を指す。陥没の程度として、刺激を与えたり吸引などによっても出てこない重度な陥没(真性陥没乳頭)から、乳頭に刺激を与えればでてくる程度の軽いもの(仮性陥没乳頭)まであります。陥没乳頭は乳頭が突出せず、乳輪より奥へ引き込まれている状態で、美容▪整容上もその形態が問題となります。もっと重要なことは、陥没した乳頭が妊娠しても突出してこない場合は授乳できずに、母親は乳房が腫って疼痛に苦しみ、乳児は乳頭をくわえられずにイライラするため双方ともにとってよくありません。

陥没乳頭

陥没乳頭になる原因

陥没乳頭(陥没乳首)は、乳管の発育障害による萎縮や短縮が原因と考えられています。乳腺炎後の癒着によって陥没が発生することもあります。また、脂肪塊の重みで乳管を引き込むとの報告もあります。いずれにしても、原因が明らかにわかっているものは少ないのが現状です。

真性陥没乳頭の治療方法

乳頭の付け根に2~3ヶ所の小切開を行い、引きつれをとることにより、陥没した乳頭を持ち上げます。手術用拡大鏡を用い手術を行い、授乳に必要な乳管は傷つけず、乳管周囲の線維の引きつれだけを丁寧にはがすよう細心の注意を払って行っています。

仮性陥没乳頭のマッサージ方法

圧迫: 最初はゆっくり、乳頭、乳輪部を位置を変えながら圧迫する。

横方向: 次に乳頭、乳輪部をつまみながら、横方向にもみずらす。

縦方向: 次に縦方向にもみずらす。

陥没乳頭の治療費用と保険適用

授乳障害の場合に限り、陥没乳頭(陥没乳首)治療の保険適用がきくようです。対象となるのは40歳未満で、今後授乳の予定がある人です。陥没乳頭が原因で授乳に障害があると思われる場合、または授乳が困難であると思われる場合に、保険が適用されます。陥没乳頭治療の治療費用は保険が利く場合は5~6万円、保険が利かない場合の美容外科クリニックなどでの費用は30~40万円程度かかります。