機械翻訳(自動翻訳)
機械翻訳(machine translating)とは、機械的に一国の言語で書けている文章や言葉を他の国の言語(文章または言葉)で翻訳するのだ。コンピューターの記憶装置に辞書や文法書を記憶させた後翻訳が成り立って、このような翻訳を機械翻訳(自動翻訳)だと言う。
機械翻訳の原理と運用
コンピューターに翻訳をさせるためには機械的に辞書を捜すことが第一仕事だ。普通辞書はあまり大きくならないように表題語として単語の原型のみを記載して、変化語尾は自動的に処理する。例えば、語尾を変化させないで一応辞書を捜して一致する単語がなければ、一字を消すとか変えながら繰り返して捜す。消した綴字に対してもその意味をまた辞書の中で捜し出すようにする。
このように辞書を捜すようにすれば単語を順に翻訳して並べるようになるのに、それでは実用的ではない。したがって一つの文章を単位にして、文章構成を思って単語の手順を変える必要がある。このために二つの国語に対する構文論、特に原文側国語の構文分析理論が用意されていなければならない。これには品詞論を含めて文法のほとんどすべての部門が係る。これらの全体を定式化して分析手順·語順変更手順を詳しく表示して記憶装置の中に格納しておくことで、コンピューターは初めて文章を翻訳する能力を取り揃えるようになる。
コンピューターは文字ではなくて電気信号で動作するので、辞書などの資料を機械に入れるためにはこれら全部を穿孔機でテープに穿孔しなければならない。これをまたテープ読取り機にかければ電気信号に変わってコンピューターの中枢部を経って記憶装置に格納される。翻訳した原文もテープに穿孔して読取り機にかける。翻訳の結果はテレタイプ·ラインプリンターなどの印刷装置によって自動的に印刷する。また、最初の穿孔は人の手によるのが普通や、最近にはこれが自動的に自由に成り立つことができる段階になった。