産婦人科
産婦人科とは、妊娠・分娩・女性の性器に関係ある病気を扱う臨床科目だ。
出産年齢にある女性に重点を置くから婦人科と言わないで産婦人科と言う場合が多い。その中で生殖に関する事項は特殊性があるからこれを別に産科で独立させたりする。
産婦人科は本来各年令層の女性全部を対象にすることだが、特に成熟した奥さん、すなわち出産年齢にある女性を対象の重点に置く。
産婦人科の特殊検査法
膣内微生物検査
膣内分泌物を採取してトリコモナス・カンジダ・結核菌・大膓菌などを顕微鏡で検査する方法。
細胞診
子宮頸部、体部より特殊な器具を用いて細胞を擦り取り、染色後顕微鏡で観察して、がん細胞の有無を調べる(パパニコロー検査とも呼ばれる)。
コルポ診
照明装置になっている虫眼鏡で子宮頸部表面を視診して癌の母地を捜し出す方法。
検査切除
子宮頸部の一部を切除して病理組職学的検査をする方法。
検査掻爬
子宮内膜の病変が分かるために内膜を掻爬して組職検査をする方法。
卵管疏通法
卵管が通じているかどうなのかを検査する方法で空気を通じて見る卵管通気法、水を通じて見る卵管通水法、油性または水性の造影剤を入れてX線写真を撮って検査する子宮卵管造営法。
内分泌検査法
血液・小便の中で各種ホルモンの量を測定する方法などがある。
産婦人科の治療
手術的治療法と保存的治療法(薬物療法・物理療法・精神療法)がある。産婦人科だけの独特な診療法と言うのはないし、外科系統の一専門分科として共通である治療法を産婦人科的疾患に順応させていることに過ぎない。