手術

手術

手術とは、治療を目的に肌・粘膜またはその外の組職を切開して施行する外科的な治療行為だ。

医学は外科手術から始まった。それは体内に入った異物や体内に発生した膿などの除去が最初だったと察しになるからであり、ジャバで発見された猿人の骨にも化膿巣の切開と見える変化が観察された。これで原始時代の人類が狩猟と漁撈に携わりながら各種の外傷で苦労したことを分かる。

原始時代から古代エジプトの類似時代に至るまで巫女や聖職者による非科学的な医科治療が行われて来た。なおかつヒポクラテスからローマ帝国時代と中世期にわたっても、まだ正統的な外科医態勢が形成されることができなかった。中世時代に至ってローマの医学著述がA.C.ケルススによる本格的な解部学書の出版があったし、外科医者であるC.ガルレヌスはヒポクラテス以後新しい医学体系を定立するのに貢献した。しかし、この時代の外科は戦陣外科で外傷外科の範囲に過ぎなかった。

本格的な外科手術は1846年末歯科医であるW.T.G.モトンによるエーテル吸入麻酔法の発明と1867年J.リスターによる無菌法の確立によって成り立った。沸いているお湯または蒸気による手術器具の滅菌法が発達して、アルコール・昇汞水・ヨードチンキなどによる手術部位や指の消毒が行われるようになることで安全な手術が期待されるようになった。手術を進行する医者は青色や緑の手術服を着するのに、これは赤色臓器を長い時間見るようになれば色の残像が残って白が青緑と見えたりする。このような補色作用で手術の間違いを防止するために白の手術服を着ない。

19世紀中期以後からは外傷の治療以外に内臓の故障に対して積極的に手術的治療を試みる傾向が現われるようになった。例えば、G.シモンによる腎摘出術、T.ビルロトによる胃切除術、C.ラングゲンベックによる胆嚢摘出術などが連続して行われた。その後W.K.レントゲンによるX線の発見、K.ラントシュタイナーによるABO式血液型の発見によって輸血が可能になったことが外科手術の規模をもっと発展させた。その他に痲酔技術の急速な発達や化学療法の開発などが現代手術の発展に大きく貢献した。現在では外科医のメスが及ばない領域はない。外科領域が広くなるによって外科手術にも分化が起きて該当領域による専門化が成り立つようになった。