公衆保健
公衆保健とは、地域社会で社会的努力を通じて疾病を予防して住民皆の健康を維持して増進させるための技術だ。
WHOの定義によれば環境衛生の改善、伝染病の予防、個人衛生の原理に基礎を置いた衛生教育、疾病の早期診断と予防的治療のための医療及び看護業務の組織化、ひいては地域社会のすべての住民が健康を維持するに十分な生活水準を保障する社会器具の発展を狙って行われる地域社会の努力を通じて疾病を予防して、生命を延ばして、健康と人間的能率の増進をはかる科学と技術だ。こんな意味で公衆保健学だと称えることもできる。
しかし、公衆保健が社会的に広い管轄領域を持ちながら,その地域住民の疾病予防と健康の維持を目的にしているという点で、ひとりひとりの健康と疾病予防を目的にする衛生学とは違う。公衆保健で言う健康と言うのは単純に身体的・精神的な病気を持たない状態としてではなく、もっと広い意味で、社会的でも安寧された状態を含んだ概念で使われている。第2次世界大戦後,公衆保健という言葉が医学教育分野だけではなく,社会一般でも広く使われるようになった。