喉の渇き
喉の渇きは口内が乾いて咽が乾燥した症状を言う。口渇咽乾も同じな意味だ。喉の渇きは基本的に体内の熱の程度、水気の量、血液及び組職内塩分の濃度などと深い関係がある。
したがって、正常な場合でも気候が暑いとか、運動をひどくして大汗をかいた場合とか、また食べ物を塩辛く食べるとか、飲みすぎ後にも咽が渇いて水をたくさん飲むようになる。病気的には糖尿病、尿崩症、ヒステリー、むくみが現われる疾病、出血後などと急性熱性疾患に喉の渇きが来る。
漢方医学では心が痛んでお冷やをぐいぐいと飲み食いする場合を実症と言って、口が乾いて唾で口内と唇を濡らしたがりながらも、水は引かないとかあるいは食べても暖かい水や一服飲む場合を虚症だと区別する。実症に属する喉の渇きは 肺・胃に熱があるとか、陰が弱くて津液が不足で生ずる。例えば、急性熱性疾患や糖尿病の喉の渇きがここにあたる。虚症は血虚、脾虚、腎虚などで生ずるのに、貧血、ヒステリー、慢性消耗性疾患などによる喉の渇きがここに当たる。
家庭療法では大根、ナシ、生麻、生地黄、生蓮台を同じ量に磨って汁を出して、朝夕食後ごとに一杯ずつ飲んだ方が良い。これは脾胃を補して、陰んを補して熱を引いて、津液を補う效能があって糖尿病による喉の渇きにも役に立つ。